10月 20, 2014
カルテの裏話

昔はドイツが医療の先進国でした。今現在もそうですが、欧米や日本も研究を推し進めているので抜きん出た存在ではなくなりました。しかし、それでも昔のなごりで医療の専門用語ではドイツ語がたくさんあります。また、今では少なくなったそうですが紙のカルテに記入するときにはドイツ語で記入する、特に年配の医師はまだいます。もちろんドイツ語でなくともいいのですが、カルテというのは患者の目の前で書くので患者に何を書いているか知られる場合もあります。もちろん告知はするのですが、その告知する内容が患者にとってショッキングなことである場合、カルテに記入する段階でドイツ語であれば何を書いているか分からない人が大半だと思うので事前に真実を知られることも少なくなるからドイツ語を使う、という理由もあるそうです。
最近では医療現場に電子カルテが積極的に導入されています。パソコンに患者のデータが保存されるのでいつでもどこでも見ることが出来るし、入力操作に慣れてしまえば紙に書くよりも素早く出来て手間もはぶけます。さらに保管場所もとらずデータの紛失も防げて検索することが出来るので探す時間もいりません。ただ入力操作に慣れるまではその操作のしかたでまごついてしまったり、パソコンの数が足りないと順番待ちとなってしまい結局残業になったり、病院ごとに導入しているパソコンが違うので転職してしまうとまたいちからやり方を覚えなくてはならないなど、看護師の対応が変わることもあり苦労がないわけではないようです。

More Details